キサンタンガムの危険性は?発がん性・アレルギーリスク・食品一覧を解説

キサンタンガムは、多くの加工食品や調味料に使われる食品添加物で、増粘剤や安定剤として重要な役割を果たしています。
しかし、その一方で「キサンタンガムの危険性」や「発がん性、アレルギーリスク」について不安を感じる人も少なくありません。
本記事では、キサンタンガムの基本情報から健康への影響、そして具体的な使用食品までをわかりやすく解説します。
キサンタンガムとは?【食品添加物としての原料・効果・用途】

キサンタンガムとは、トウモロコシや小麦などに含まれる糖分を、微生物によって発酵させて得られる食品添加物です。この菌が糖を分解・発酵することで生成される高分子多糖類であり、白色または黄白色の粉末状の物質として利用されます。天然由来でありながら、高い安定性と粘性を持つため、加工食品に幅広く用いられています。
原料となるのは主にトウモロコシや小麦などのデンプンで、発酵により作られるため、化学的な合成ではなくバイオプロセスに分類されます。食品業界においては、非常に微量でも高い増粘・安定作用を持つことから、効率的な添加物として重宝されています。
効果としては、水分と結びついてとろみをつけたり、乳化剤と一緒に使うことで液体中の成分が分離しにくくなるなど、製品の品質を一定に保つ作用があります。また、冷凍や加熱に対しても安定している点が特徴です。
用途としては、ドレッシングやソース、アイスクリーム、ゼリー、ヨーグルト、グルテンフリー食品など、多岐にわたります。とくに低脂肪や無糖食品では、コクや食感を補う目的でよく使用されます。さらに、医療や化粧品分野でも使用されており、汎用性の高い食品添加物です。
キサンタンガムの危険性や発がん性は?
食品添加物である以上、やはりキサンタンガムの危険性や発がん性の可能性が気になる方も少なくありません。
現在のところ、キサンタンガムの危険性について、一般的な摂取量であれば大きな健康リスクは報告されていません。FDA(アメリカ食品医薬品局)やEFSA(欧州食品安全機関)などの各国の食品安全機関も、一定の使用量において安全と認めています。日本でも食品添加物として使用が許可されており、多くの加工食品に含まれています。
一方で、非常に大量に摂取した場合や、特定の腸疾患を持つ人にとっては、腸内でガスが発生しやすくなったり、お腹が緩くなるなどの消化器系への軽微な影響が指摘されています。ただしこれは一部の例外であり、通常の食品摂取による影響とは考えにくいとされています。
発がん性に関しても、キサンタンガム自体には現在までに明確な発がん性があるという科学的根拠は見つかっていません。長期的な動物実験や評価でも発がん性は確認されておらず、毒性も極めて低いとされています。
結論として、キサンタンガムの危険性や発がん性については、通常の使用量において心配する必要はほとんどないと考えられています。ただし、過剰摂取や体質によってまれに影響が出る可能性もあるため、注意は必要です。
キサンタンガムのアレルギーリスク
キサンタンガムで気になるのがアレルギーリスクです。
基本的にキサンタンガム自体は高い安全性があり、多くの国の食品安全機関でも摂取に問題がないとされています。しかし、そのアレルギーリスクはゼロではありません。特に、原料となるトウモロコシや小麦、大豆由来の糖質を使って発酵されている場合、それらに対してアレルギーを持つ人が反応を起こす可能性があります。
また、発酵に使用される微生物由来の不純物がわずかに残っていることにより、ごくまれに皮膚のかゆみや湿疹、呼吸器の不調などが報告されることもあります。とくに喘息や食物アレルギーを持っている人は、念のため注意が必要です。
市販の加工食品の成分表示には「キサンタンガム」と明記されているため、心配な方は表示をよく確認し、医師の指導のもとで摂取を控えることが望ましいでしょう。総じて、通常の摂取量では問題がないとされているものの、体質によってはキサンタンガムに対してアレルギーのリスクがあるため、注意が必要な添加物といえます。
キサンタンガムの安全性や食品表示
キサンタンガムは、国内外の多くの食品安全機関において安全性が高いと評価されており、通常の摂取量であれば健康への悪影響はほとんど報告されていません。
また、食品表示に関しては、キサンタンガムは増粘剤として使用されるため、原材料欄に「増粘剤(キサンタンガム)」や「キサンタンガム」と明記される義務があります。
これは消費者がアレルギーや体質に応じて選択できるようにするためであり、安心して食品を選ぶうえで重要な情報です。表示を確認することで、過敏な方も安全に食品を選ぶことができます。
キサンタンガムが使われている食品一覧

- ドレッシング
(クリーミータイプ、低脂肪や糖質オフ) - マヨネーズ
(植物性やライトタイプ) - ソース
(バーベキューソース、トマトソース) - アイスクリーム・ジェラート
(なめらかさ・口当たりを保つため) - ゼリー・プリン
(形状維持、滑らかさ向上) - 冷凍食品
(スープ、シチュー、グラタンなど、とろみ付け) - グルテンフリー食品
(パン、クラッカー、ケーキの食感補正) - 飲料
(プロテインドリンク、乳飲料、スムージーの粘度調整) - サプリメント・栄養補助食品
(ドリンクタイプ、ゲル状製品) - 化粧品・スキンケア製品
(ジェル系ローション、クリーム類)
これらの商品では、キサンタンガムが増粘・安定化の目的で使用されていて、前述のとおり、成分表示には「キサンタンガム」または「増粘剤(キサンタンガム)」と明記されています。購入時は表示を確認し、利用目的や食感・健康ニーズに応じて選ぶことをおすすめします。
まとめ
キサンタンガムは、現時点では発がん性の根拠は乏しく、一般的に安全性の高い添加物とされていますが、アレルギーリスクや過剰摂取による消化器系への影響が報告されている点には注意が必要です。
食品表示を確認し、自身の体質や健康状態に合わせて選ぶことが大切です。気になる方は、無添加や天然由来食品を選ぶのも一つの選択肢です。