コチニール色素は虫で気持ち悪い?原料・なぜ使うのか・表示名・別名・体に悪いのか・食品一覧を解説

コチニール色素は、ハム、グミ、ヨーグルトなどに鮮やかな赤~ピンク色を付与する天然着色料で、コチニールカイガラムシ由来のため「虫で気持ち悪い」と感じる人もいます。

そこで本記事では、コチニール色素の原料、なぜ使うのか、表示名・別名、体に悪いのか、含まれる食品一覧を詳しく解説。安全性やアレルギーリスクを科学的に検証し、安心して摂取できるかを明らかにしていきます。

目次

コチニール色素の原料は虫で気持ち悪い?

コチニール色素は、鮮やかな赤~ピンク色を食品に付与する食品添加物で、ハム、グミ、ヨーグルトなどに使われます。しかし、その原料が虫由来であるため、「気持ち悪い」と感じる人がいます。以下で詳しく解説します。

コチニール色素の原料は、メキシコや南米のコチニールカイガラムシ(虫)のメスから抽出されるカルミン酸です。この虫を乾燥・粉砕し、アルカリ処理で精製して高純度の赤色色素を得ます。

食品グレードのコチニール色素は不純物が除去され、虫の見た目は一切残りませんが、昆虫由来という事実に抵抗感を抱く人がおり、「気持ち悪い」という心理的反応が起こります。特に、菜食主義者や虫アレルギーの人はこの情報を知ると避ける傾向があります。

原材料表示で「コチニール色素」または「カルミン」を確認し、抵抗感がある場合は代替色素の食品を選ぶと安心です。

コチニール色素は虫なのになぜ使うのか?

コチニール色素は虫なのになぜ使うかというと、天然由来で鮮やかかつ安定した色合いを提供し、合成着色料に比べて自然な風合いが得られるためです。熱や光、酸に強く、食品の色落ちを防ぎ、視覚的魅力を高めます。

消費者の「天然志向」に応え、商品価値を上げる効果があります。例えば、ハムの赤みやグミのピンク色は食欲をそそります。虫由来でも、高度に精製され不純物が除去されるため安全なのです。

コチニール色素の表示名や別名は?

コチニール色素は、表示名や別名について、日本では食品衛生法に基づき明確なルールが定められています。以下で詳しく解説します。

表示名として、コチニール色素は食品の原材料表示に「コチニール色素」または「カルミン酸色素」と記載されるのが一般的です。食品衛生法施行規則により、食品添加物の使用は消費者への透明性を確保するため、容器や包装に明記する義務があります。

例えば、「着色料(コチニール色素)」や「カルミン酸色素」と表示され、消費者がその存在と役割を理解しやすくなっています。

別名としては、「カルミン」「カルミン酸」「天然赤色4号(日本での指定名称)」が挙げられます。これらはコチニールカイガラムシから抽出されるカルミン酸に基づく呼称で、特に海外では「Carmine」や「Cochineal Extract」と表記されることもあります。

コチニール色素は体に悪い?危険性や体への影響について

コチニール色素の危険性は、通常の食品添加量ではほぼ無視できるとされていますが、特定の体質の人には注意が必要です。

まず、コチニール色素は体に悪いのかと言いますと、厚生労働省やJECFA(合同食品添加物専門家会議)は安全性を評価し、ADI(許容一日摂取量:体重1kgあたり5mg)を設定しています。食品中の使用量(0.1~0.5g/kg)は微量で、体内で代謝・排出され、体への影響は最小限です。

ただコチニール色素の危険性として、昆虫由来のため甲殻類やダニにアレルギーのある人(約0.1~1%)で、まれに発疹、かゆみ、呼吸困難などのアレルギー反応が報告されています。食品経由では発生率が低く、発がん性の証拠もありません。

つまり、コチニール色素が体に悪いという懸念は適量なら不要で、原材料表示で表示名や別名を確認することで安心して摂取できるとされています。

コチニール色素が使用されている食品一覧

以下は、コチニール色素が一般的に使われている食品一覧です。

  • 加工肉製品: ハム、ソーセージ、ベーコン、ランチョンミートの赤色着色。
  • 魚介加工品: かまぼこ、魚肉ソーセージ、たらこ、明太子のピンク色強化。
  • 菓子類: グミ、キャンディー、ゼリー、チョコレートコーティングの赤色。
  • アイスクリーム: ストロベリーやチェリー味アイスのピンク色。
  • ヨーグルト: いちご味、ベリー味ヨーグルトの色付け。
  • ジャム: いちごジャム、チェリージャムの赤色保持。
  • 飲料: ピンク系ソーダ、フルーツジュースの色調調整。
  • デザート: プリン、ムース、フルーツゼリーの赤ピンク色。
  • スナック菓子: 赤いチップスやコーンスナックの着色。
  • 惣菜: ピザ、サンドイッチのトッピングの色付け。
  • 漬物: ピクルスや紅生姜の赤色強化。
  • シロップ: かき氷シロップ、カクテルシロップの赤色。
  • ケーキ: デコレーションケーキの赤系クリームやトッピング。

まとめ

コチニール色素はコチニールカイガラムシ由来の天然着色料で、ハム、グミ、飲料に赤~ピンク色を付与します。そんなコチニール色素は虫由来で「気持ち悪い」と感じる人も多いですが、精製されているため一応は安全となっています。

表示名は「コチニール色素」「カルミン」。安全性は厚生労働省が評価しており、ADI(許容一日摂取量:5mg/kg体重)内で健康リスクはほぼありません。発がん性はなく、アレルギー(0.1~1%)もまれです。

食品例としてはソーセージ、ヨーグルト、キャンディーなどがあり、適量なら安心ですが、気になる方や敏感な方は出来るだけ避けるといいでしょう。

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