着色料が虫なのはなぜ?メロンソーダやお菓子など食品一覧や安全なものを解説

着色料は、食品の見た目を美しくし、食欲をそそる重要な食品添加物ですが、コチニール色素など虫由来の着色料に驚く人も多いです。
抵抗感がある人がほとんどの中、一体なぜ着色料に虫が使われるのでしょうか?
そこで本記事では、虫由来の着色料の理由、メロンソーダやお菓子など使用食品一覧、虫ではない安全な天然着色料を解説していきたいと思います。
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着色料が虫なのはなぜ?使われてる種類は?
✨コチニール色素の真実✨
— けい🍊🥬🍎無添加健康生活のすすめ (@tomisho333) December 17, 2024
コチニール色素は、コチニールカイガラムシという虫を潰して作られています!🍂ベーコンやハム、ソーセージ、さらには口紅にも含まれることがあります💄。アナフィラキシーショックなどのアレルギー反応が報告されているため、注意が必要です😱知らずに口にしているかも。 pic.twitter.com/dHdzjZyyuD
着色料は、食品の見た目を美しくし、食欲をそそるために欠かせない食品添加物です。しかし、一部の着色料の原料が虫由来であるため、驚きや抵抗を感じる人もいます。では、なぜ虫が着色料の原料に使われるのでしょうか?
まず、着色料で虫由来の原料がなぜ使われるのか、その理由は自然界で安定した鮮やかな色を産生するからです。
化学合成の着色料に比べて、虫は天然由来で熱や光に強く、色落ちしにくい特性があります。消費者の「天然志向」にも応え、商品価値を高めるためです。例えば、赤色の着色料では、虫の体液や分泌物が効率的に高純度の色素を提供します。
歴史的にも古く、古代アステカ文明から使用され、現代でも合成色素の代替として選ばれています。虫の原料は精製過程で不純物が除去され、安全性も確保されているのです。
次に、虫が使われている主な着色料の種類です。
- 原料: メキシコや南米のコチニールカイガラムシ(虫)のメスから抽出されるカルミン酸。
- 特徴: 鮮やかな赤~ピンク色、熱や光に強い。
- 使用例: ハム、ソーセージ、グミ、ヨーグルト、清涼飲料水、ジャム、キャンディー。
- 表示名: 「コチニール色素」「カルミン酸色素」「天然赤色4号」。
- 安全性: ADI(許容一日摂取量)は5mg/kg体重。アレルギーリスク(発疹、0.1~1%)がまれ、発がん性なし。
コチニール色素は、合成着色料よりアレルギーリスクが低いとされています。虫由来のイメージが強いですが、精製で純粋な色素になり、健康影響は微量使用で低いです。原材料表示で確認を推奨。
着色料が虫のメロンソーダやお菓子など食品一覧
以下で、虫由来の着色料(主にコチニール色素)の食品一覧を「メロンソーダ」「お菓子」「その他」に分けて紹介します。
メロンソーダ(虫由来の着色料は使用せず)
メロンソーダの鮮やかな緑色には、銅クロロフィルが着色料として使われることがありますが、これは蚕(虫)のフン由来ではありません。
現在の銅クロロフィルは、ホウレンソウや緑藻などの植物のクロロフィルに銅イオンを結合させた半合成着色料で、蚕(虫)のフンとは無関係です。(※昔は蚕のフンから葉緑素を抽出することもあったようですが、今は植物から直接、葉緑素を抽出する方法が主流)
現在、メロンソーダで使われている緑系の着色料は「食用青色1号+黄色4号のブレンド」または「ベニバナ黄色素とクチナシ青色素」などの天然着色料が使用されています。
お菓子(コチニール色素の使用例)
- グミ: いちごやチェリー味グミのピンク色。
- キャンディー: 赤いハードキャンディーやのど飴の色付け。
- ゼリー: フルーツゼリーの赤ピンク色。
- チョコレート: ピンクコーティングチョコの着色。
- マシュマロ: ピンクマシュマロの色調。
- クッキー: ピンクアイシングクッキーのデコレーション。
- 糖衣菓子: 赤いタブレット菓子のコーティング。
- アイシング菓子: ドーナツやカップケーキの赤クリーム。
その他の食品一覧(コチニール色素の使用例)
- 加工肉製品: ハム、ソーセージの赤み。
- 魚介加工品: かまぼこ、たらこのピンク色。
- アイスクリーム: ストロベリータイプのピンク。
- ヨーグルト: いちご味の色付け。
- ジャム: いちごジャムの赤色。
- 飲料: ピンクソーダ、フルーツジュース。
- デザート: プリン、ムースの赤ピンク。
- 惣菜: ピザのトッピング色。
- 漬物: ピクルスの赤色強化。
虫由来の着色料(コチニール色素)は精製で安全ですが、アレルギー(発疹、0.1%)の可能性もあります。
原材料表示で「コチニール」「コチニール色素」「カルミン」「カルミン酸色素」「着色料(コチニール)」「着色料(カルミン酸)」などの確認を。
着色料が天然で虫ではない安全なものは?

天然由来の着色料は、消費者の自然志向に応え、合成着色料より好まれる傾向があります。しかし、コチニール色素のような虫由来の着色料に抵抗感を持つ人も多く、天然で虫ではない安全なものが注目されています。
以下で、虫由来ではなく、安全なものとして広く使用される天然の着色料を紹介します。厚生労働省やJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)はこれらの安全性を評価し、微量使用で健康リスクが低いとしています。
- ベニ花色素(赤): 原料はベニバナの花弁から抽出されるサフロール。ハム、ソーセージ、キャンディーに鮮やかな赤~オレンジ色を付与。安全なもので、アレルギーリスクはまれ(0.1%未満)。ADIは設定なし。
- クチナシ色素(黄・青): 原料はクチナシの実(クロシン、クロセチン)。ゼリー、飲料、菓子類に黄色や青色を付与。熱に強く、天然で安全なもの。アレルギーや発がん性の証拠なし。
- アントシアニン色素(紫・赤): 原料はブドウ、紫キャベツ、ブルーベリーなど。飲料、ヨーグルト、ジャムに紫~赤色を提供。抗酸化作用もあり、安全なもの。ADI設定なし。
- β-カロテン(オレンジ): 原料はニンジンやカボチャ。アイスクリーム、飲料にオレンジ色を付与。ビタミンAの前駆体で、天然で安全なもの。健康リスクほぼなし。
- ターメリック色素(黄): 原料はウコンの根茎(クルクミン)。カレー、飲料、菓子に黄色を付与。抗炎症作用もあり、虫由来でない安全なもの。微量で安全。
- スピルリナ色素(青): 原料はスピルリナ(藍藻)。グミ、飲料に青色を付与。栄養価高く、安全なものとして人気。発がん性なし。
これらの天然の着色料は、虫由来のコチニール色素と異なり、植物や藻類から抽出され、心理的抵抗感が少ないです。使用量は微量(0.01~0.5g/kg)で、原材料表示で確認を推奨。
まとめ
コチニール色素は虫由来の天然着色料で、鮮やかな赤~ピンク色をハム、グミ、ヨーグルトなどに与えます。
虫使用の理由は安定性と自然志向です。安全性は厚生労働省やJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)が評価しており、ADI(許容一日摂取量:5mg/kg体重)内で健康リスクはほぼなしとしています。アレルギー(0.1~1%)はまれ。
虫以外の安全な天然着色料はベニ花、クチナシ、アントシアニンなどがあります。
そのため、虫が原料の着色料に抵抗がある方は、出来るだけその他の天然着色料を選択すると安心でしょう。
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